【第2話】オーストラリアワーホリの基礎知識|申請の流れと準備スケジュール

ワーホリ準備ガイド

「ワーホリに行きたいけど、何から始めればいいの?」
「ビザっていつ取るの?どれくらいお金が必要?」
この記事では、出発までにやるべきことを順番にわかりやすく解説します。
ワーホリ準備の“地図”として使ってくださいね。


ワーホリ準備は“順番”が大事です

SNSやブログでいろんな情報が飛び交っていますが、
実際にやるべきことを整理すると、たった6ステップだけです。

ステップ内容目安時期
渡航時期を決める出発の3〜6か月前
ワーホリビザを申請する出発の3〜5か月前
航空券・保険を手配する出発の2〜3か月前
お金・カード・送金の準備出発の1〜2か月前
日本の行政・金融手続き出発の1か月前
持ち物・現地情報の最終チェック出発直前

💡」 ポイント:
この順番で動けば、焦らずスムーズに出発できます!


ステップ①:ワーホリビザの申請

✅ 申請条件

オーストラリアのワーホリビザ(Subclass 417)は、以下の条件を満たせば申請できます。

  • 日本国籍を持っている
  • 年齢が18〜30歳(申請時点)
  • 扶養家族を同行しない
  • 健康状態が良好で犯罪歴がない

31歳の誕生日の前日までに申請すればOKです。


必要なもの

  • 有効なパスポート(残り期限1年以上推奨)
  • クレジットカード(申請料支払い用)
  • 有効なメールアドレス
  • 英文の健康診断書(必要な場合のみ)

健康診断書が必要なケース

健康診断は基本不要ですが、以下に当てはまると提出が求められる場合があります。

  • 過去に結核治療を受けた
  • 医療・教育関係の仕事をする予定
  • 以前にオーストラリアで6か月以上滞在した

健康診断は政府指定のパネルクリニックで受ける必要があります。
東京・大阪・福岡など全国数か所にありますが、予約制なので早めに動きましょう。
診断結果は自動的にビザ申請システムに反映されるので、特別な提出は不要です。

まつたけポイント:
必要な場合は「Health Examination」という案内が申請画面に出ます。
受診しても1〜2週間で結果が反映されるので心配しなくて大丈夫です。


申請費用と流れ

申請費用は 約670AUD(約6〜7万円)
オーストラリア政府サイト「immi.homeaffairs.gov.au」でオンライン申請します。

申請後、通常は2〜4週間前後で審査が完了します。
審査が通ると、登録したメールアドレスに

Visa Grant Notification(許可通知)
というタイトルのメールが届きます。

このメールに書かれている

  • ビザ番号(Visa Grant Number)
  • 有効期限
  • 条件

が、正式なビザ証明書になります。
パスポートには貼られないので、PDFを印刷しておくか、スマホに保存しておきましょう。

入国時の豆知識:
入国審査官から「Do you have your visa grant letter?」と聞かれることがあります。
スマホで即見せられるようにしておくとスムーズです!


ステップ②:お金・カード・送金の準備

「現地で働けばなんとかなる」と思いがちですが、
最初の数週間は収入がないことが多いです。
そのため、最低でも50〜70万円の生活資金を準備しておきましょう。

💡 おすすめの資金管理方法

種類用途補足
クレジットカード(1〜2枚)航空券・緊急時海外旅行保険付きカードを選ぶ
デビットカード日常の支払い為替手数料が安いタイプ(Wise・Revolutなど)
Wise口座日本円⇄豪ドル送金用最安手数料で即着金。現地ATM引き出しも可

まつたけメモ:
Wiseカードは日本出発前に作っておくと超便利です。
豪ドルで生活するなら、銀行経由より手数料が数千円安く済みます。


ステップ③:日本の行政・金融手続き

出発の1か月前には、日本国内の手続きを一気に済ませましょう。

🇯🇵 必須の手続き

  • 市役所で「海外転出届」を提出
  • 国民年金を「海外転出扱い」に変更
  • 健康保険を脱退 or 任意継続
  • 銀行・クレジットカードの住所変更を実施(実家暮らし、家をキープしていくなどの人は変更不要ただし請求書やカード再発行などはオーストラリアには届かない)

なぜ住所変更が必要か?

これを忘れると、再発行カードや請求書が旧住所(前の家)に届いてしまいます。

おすすめの対処法:

  • 実家を使える場合 → 実家住所に変更
  • 一人暮らしで実家が使えない場合 → 家族・信頼できる友人宅に設定
  • オンラインバンク(楽天・SBIなど)は「海外転出後も利用可能」なので口座を作る。

注意: 渡航前1か月以内の住所変更は、本人確認で時間がかかることがあるので、裕を持って2〜3週間前までに完了させておきましょう。


ステップ④:航空券と保険を確保

航空券の選び方

おすすめは 「片道+日付変更可チケット(フレキシブル航空券)」 です。
ワーホリは滞在延長や都市移動など予定が変わることが多いので、最初から帰国日を決めておく必要はありません。

タイプ特徴注意点
LCC(ジェットスターなど)安いが変更不可スケジュールが確定してる人向け
フルキャリア(ANA・カンタスなど)変更可プランあり若干高いが柔軟性が高い
フレキシブルプラン(例:Flex)日付変更手数料無料 or 安いコスパ重視派におすすめ

まつたけメモ:
片道チケットでも入国は可能ですが、チェックイン時に「帰国便は?」と聞かれることがあります。
「I’ll book my return ticket later.(帰りは現地で予約します)」と言えばOKです。


保険の選び方

海外では医療費が非常に高額です。
虫歯治療で10万円以上、入院で100万円以上なんてこともあります。

  • 医療・傷害・携行品補償がすべて入っているプランを選ぶ
  • 保険会社の「ワーホリ専用プラン」がおすすめ
  • クレカ付帯保険だけではカバーしきれません

ステップ⑤:持ち物と現地情報の最終チェック

日本から持って行った方がいいもの

  • 海外対応の変換プラグ・延長コード
  • 常備薬(風邪薬・胃薬・痛み止めなど)
  • 国際免許証(車を運転する予定がある人)
  • 日本語の履歴書フォーマット(面接時の参考に)
  • クレジットカードと保険書類のコピー

現地で買えるもの

  • シャンプー・洗剤・調味料
  • 寝具(シェアハウスに付属していることが多い)
  • SIMカード(空港やスーパーでも購入可能)

まつたけポイント:
出発前にGoogleマップで滞在予定地のスーパーや薬局をチェックしておくと、
到着後の生活立ち上げがスムーズです!


まとめ:焦らず、順番どおりに進めれば大丈夫!

ワーホリ準備はやることが多いように見えますが、
実際は6つのステップを順番にやるだけです。

「完璧に準備してから行こう」と思わず、
7割できたらGO! くらいの気持ちで進めてOKです。
現地で修正しながら成長するのが、ワーホリの醍醐味です!


まつたけのおすすめツール


🔜 次回予告

次回は「ビザ申請の実際の手順と注意点まとめ」。
迷わず進められるように解説します!

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